一般雇用と障害者雇用、福祉サービスを受ける受けないは本人次第【障害者手帳取得者へのインタビュー】 - HAPPY FOX

一般雇用と障害者雇用、福祉サービスを受ける受けないは本人次第【障害者手帳取得者へのインタビュー】

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「精神障害者保健福祉手帳3級を取得したからといって、あまり大きな変化はないんですよ」

とそう語るFさん。

その真意とはいかに。

本記事では、自閉症スペクトラム(ASD)で精神障害者保健福祉手帳3級を取得され、一般枠採用の専門職でご活躍されているFさんにインタビューする機会をいただきました。

※ 本記事はインタビュー形式の記事となっています。

障害者手帳を取得したきっかけ

本日はインタビューをさせていただくお時間をいただき誠にありがとうございます。では、まず精神障害者保健福祉手帳3級を取得されたきっかけと経緯について教えてください。

精神障害者保健福祉手帳3級を取得したのは2年半前(2020年3~4月)です。「職場内でのハラスメント」によって適応障害を発症し、メンタルクリニックへ通院しはじめました。

適応障害の初診の時に、担当医から発達障害の専門医にご紹介をいただきました。

発達障害の診断は難しいとされているのですが、私の場合は、自閉症スペクトラム症(ASD)の診断をすぐに受けました。その後、医師に精神障害者保健福祉手帳を取得したいことを伝え、無事に取得することができました。

※ 適応障害 : ある特定の状況や出来事(仕事・恋愛・人間関係・家庭・学校・病気など)が、その人にとって「とても辛い」「耐えがたい」とストレスを感じ、その結果「気分」や「行動面」に症状が現れ、健康的な生活ができていない状態になる症状。

適応障害のため通院したはずが、発達障害の診断を受けたような形ではあると思うのですが、発達障害と診断された時は、どう感じられましたか?

昔から得意なところと苦手なところがはっきりとしているタイプだと自分自身で認識していました。そのため、「そうなのか?」などの驚きはありませんでした。むしろ、発達障害という診断に納得することができました。発達障害の診断が降りたため、担当医に精神障害者保健福祉手帳を取得したい旨を伝え、精神障害者保健福祉手帳を取得することができました。

精神障害者保健福祉手帳を取得することを決意する時に、葛藤はありましたでしょうか?

そこまで大きな葛藤はありませんでした。

まず、自分の周りに障害者手帳を取得している人がいないため、障害者手帳を取得するメリットやデメリット、制限などがよくわからず、ネットで調べるところからはじめました。

最近は障害者手帳を取得するメリット、デメリットなどはネットで調べることができます。ただ、どこまで信頼していいのかの判断がつきませんでした。

でも、障害者手帳はいつでも返還することができるため取得するようにしました。

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障害者手帳を取得しても、一般雇用と障害者雇用は選べる

続いて、お仕事に関する質問をさせていただきます。

精神障害者保健福祉手帳を取得して、転職活動をされたのでしょうか?

また、一般雇用と障害者雇用とではどちらで働かれているのでしょうか?

はい、障害者手帳を取得して転職活動をしました。また一般枠採用の専門職で働いています。私が専門にしている分野は、専門中の専門のような分野でして、障害者雇用でなくても仕事を見つけることができました。

障害者手帳を取得したからといって、障害者雇用で働かなくてはいけないというわけではありませんからね。特に、専門性が高い分野ですと、一般枠で雇用してもらえる可能性は高いのではないでしょうか。

今、お勤めになられている組織(職場)は、Fさんが障害者手帳をお持ちなのはご存知なのでしょうか?

職場内では、数名だけが私が障害者手帳を持っているということを知っています。吃音に関しては、面接時に採用担当者に伝えました。

精神障害者保健福祉手帳を取得したことによる変化

精神障害者保健福祉手帳を取得したことで、ご自身の中で何かしらの変化はあったのでしょうか?

私自身、精神障害者保健福祉手帳3級であり、障害者枠で就労しているわけではないから、障害者手帳を取得したメリット、デメリットはあまり実感していないというのが正直なところです。

障害者手帳を取得すると所得税控除があったり、さまざまな福祉サービスを受けることができます。今も通院していますので、毎月8000円ほどお薬代が発生しています。でも、福祉サービスへの申請はしていません。

福祉サービスの申請をしないのには何かしら理由があるのでしょうか?

今振り返ると、一般枠の専門職で働いているため、収入が安定しているというのが一番の要因だと思います。障害者手帳を取得すると、さまざまな福祉サービスを受けることができますが、受ける受けないも本人の自由意志ですからね。

障害者手帳を取得したとしても、一般枠と障害者枠、福祉サービスを受ける受けないをご自身で決めることができる。

選択肢を自分で選ぶことができるというのが、大切ですね。

Fさん、今回はインタビューをさせていただく機会をいただき誠にありがとうございました。

今回は発達障害で精神障害者保健福祉手帳3級を取得されて、専門職でご活躍されているFさんにインタビューしました。

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