【必見】吃音での身体障害者手帳4級取得の実体験と生きやすさについて - HAPPY FOX

【必見】吃音での身体障害者手帳4級取得の実体験と生きやすさについて

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※ さっぱんさんは日本吃音協会の会員ではありません。

一般的に吃音症での身体障害者手帳の取得は難しいとされています。

そのため、障害者手帳の取得を希望する吃音当事者の多くの方は精神障害者保健福祉手帳を取得します。

吃音症で身体障害者手帳4級を手帳を取得したさっぱんさんに身体障害者手帳の取得についてインタビューする機会をいただきました。

身体障害者手帳の取得から、手帳取得後の働きやすさの変化までを記事にしました。

ぜひ最後までお読みください。

※本記事はインタビュー形式の記事となっています。

手帳取得するまでの経緯について

では、まず障害者手帳を取得するまでの経緯について教えてください。

体調不良のため、2013年に新卒で働いている会社を辞めました。会社を辞めた後、転職活動をして、同年に再就職をしたものの、ある考えが頭の中を過ぎるようになりました。それは障害者手帳を取得するということです。「何かあった時でも一家の稼ぎ頭として家族を支えないといけない」そんな思いに強く背中を押され、障害者手帳を取得することを決意しました。

精神障害者保健福祉手帳の方が取得が容易だとは思いますが、自分の場合は身体障害者手帳を取得することができました。

身体障害者手帳を取得されたのですね。吃音での身体障害者手帳の取得は非常に難しいと聞いたことがあります。どのような過程で身体障害者手帳を取得することができたのでしょうか?

ネットで近隣の病院(鳥取県東部)を検索すると、リハビリテーション科があり、そこを受診するようにしました。その後、耳鼻咽喉科を紹介され受診し、一回目に受診したリハビリテーション科を再度受診したら、障害者手帳を取得するための診断書を書いていただくことができました。

そのまま住民票がある役所の福祉課で、必要書類を提出し、身体障害者手帳4級を取得することができました。

身体障害者手帳の診断書はリハビリテーション科だと書いてもらえるのでしょうか?

たまたま受診したリハビリテーション科のお医者さんが、身体障害者福祉法第15条の指定医(15条指定医)のため、吃音で身体障害者手帳の診断書を作成することができたと思います。実際に身体障害者手帳の診断書を書いて下さったリハビリテーション科の医師も、「吃音で身体障害者手帳の診断書を書くのははじめて」とおっしゃっていたため、当時(2014年)は、吃音症で障害者手帳を取得する人が稀だったと思います。基本的には吃音での身体障害者手帳を取得するとなると、耳鼻咽喉科と精神科がほとんどだと思いますが、私の場合はリハビリテーション科で手帳取得のための診断書を書いていただけました。

※ 身体障害者福祉法第15条の指定医(15条指定医)  : 身体障害者手帳の申請に必要な「身体障害に関する診断書」を作成する医師のことです。吃音症の場合は主に耳鼻咽喉科の医師(15条指定医)に診断書・意見書を書いてもらわなくてはなりません。

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私自身、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とお話しする機会はあるのですが、身体障害者手帳をお持ちの方に直接お話しを伺う機会がありませんので、非常に勉強になります。

身体障害者手帳を取得したことで起きた変化

身体障害者手帳を取得したことで生きやすさはどう変わりましたか?

一言で言うと、スッキリしました。障害者手帳を取得する前までは、自分自身のアイデンティティとして吃音者として認めたくない自分と吃音者として認めたい自分がいて、葛藤していました。葛藤していた時がとてもしんどかったです。でも、障害者手帳を取得したことで、吃音の当事者ということを自分自身が認めることができました。そのほかの変化としては、身体障害者手帳を取得したことにより、福祉サービスの恩恵を受けやすくもなりました。

働き方や働きやすさはどう変化しましたでしょうか?

今現在、福祉関係の仕事をしています。転職の履歴書には、身体障害者手帳を持っていることを、書きましたが一般枠で採用されましたので、一般枠で働いています。福祉関係の仕事のためか、一般枠でも吃音症への合理的配慮を受けることができています。

やはり、福祉関係の仕事というのが職場内で吃音症への理解に大きく貢献しているのでしょうか?

はい。福祉の仕事で実際に障害を持った方の支援をしています。そのため、吃音に対しての理解もありました。ただ、全員に吃音があることを伝えているわけではありません。上司と一部の同僚のみに伝えています。

障害者手帳を取得しても、一般枠で働くか障害者雇用で働くかは本人の自由意志ですよね。

働き方や生き方が自分の自由意志で選べるそんな社会になるといいですね。

さっぱん様 この度は貴重なお時間を頂戴しまして、誠にありがとうございました。

ありがとうございました。

今回の体験談記事が多くの方のお役にたてましたら幸いです。

※ 今回の記事は福祉業界で活躍されているさっぱんさんにインタビューしたものを編集したものです。

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