吃音者が英語試験の面接で受けられる配慮 - HAPPY FOX

吃音者が英語試験の面接で受けられる配慮

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目次

・英検

・TEAP

・TOEIC

・GTEC

・IELTS

・TOEFL

はじめまして。今回、はじめて記事を投稿することになりました。

拙い文章かと思いますが、読んでいただけると嬉しいです。

何について書こうか悩みましたが、英語試験の面接試験で得られる配慮について書こうと思います。

少し前に都立高校入試で導入予定の英語スピーキングテストについて、吃音があると不利になるという指摘が有志グループから寄せられました。

このテストにかかわらず、英検などの英語試験には面接試験があることがほとんどですよね。吃音者にとって面接試験でどもらずに話せるか、どもったら不合格になってしまうかという心配は大きいと思います。しかし、面接試験では事前に申請を行うことで配慮を受けられる場合もあります。

そこで、本記事では有名な民間英語試験の面接試験で得られる配慮について紹介します。


英検

英検(実用英語技能検定)は受験する人が多い試験だと思います。英検S-CBTという形式もありますが、ここでは従来の英検について書いていきます。

英検では事前に申請を行い、審査に通れば配慮を受けることができます。

試験方法は一次試験が通常受験で、二次試験には①筆談(音読を口話で実施)②筆談(音読を筆談で実施)③発話への配慮の3種類の方法があります。2~3級のパッセージ音読を①では口話で行い、②では筆談で行います。1級・準1級はパッセージ音読がないため②を選択することになります。③には「注意深く受験者の発話を聞く、受験者の発話が止まってしまっても回答を促すような声かけを行わずに制限時間まで待つ」などが記載されています。なお、①~③の配慮を希望する場合は、「配慮が必要な理由が書かれている診断書または状況報告書等の申請フォームへの添付が必須」となっています。

TEAP

TEAPは上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発したテストです。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を測るという特徴があります。英語外部試験利用入試で多数の大学が採用しています。

この試験では、Speakingのときに配慮を受けることができます。形式は「発話への配慮」で、「話が詰まる,大きな声が出ないなどの状況をExaminerに 伝え,注意して聞くよう配慮します。 スピーキングテストの実施方法,採点方法は通常通りです。」と記載されています。英検のように筆談という選択肢はないため、試験時間は通常通りです。

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TOEIC

TOEICも大学入試に使われることが多い試験です。履歴書にスコアを記載することも多く、受験生や就活生にとって馴染み深い試験だと思います。

TOEICでは個別の配慮が必要な場合は、プライオリティサポートの依頼をすることで配慮を受けられるようになっています。しかし、残念ながら吃音についての配慮が行われるかどうかは記載されていません。

GTEC

GTECはTEAPのように4技能を測る試験です。様々な種類があり、小学生でも受験できるものもあります。TOEICのように大学入試にも利用されています。

受験時に配慮を受けるには、タイプによって教員からの申請または個人によるマイページでの申請が必要です。どちらもログインが必要なため、具体的な配慮例は確認できませんでした。ですが、2020年に試験の提供元であるベネッセコーポレーションが配慮に関する記事を掲載しています。この年の試験で吃音・発話障害がある人への配慮は3つあり、「免除」「時間延長」「採点時の配慮」でした。

IELTS

IELTSは英語圏への留学や就労のためのテストです。試験は2種類あり、留学申請のための試験と、就業になどの移住申請のための試験があります。どちらも4技能を測る試験です。

IELTSでは公式テストセンターに相談し、医師の診断書や障害者手帳を提出することで配慮を受けることができます。

テストセンターで対応可能な配慮として「リスニング、スピーキングの免除」「テスト時間の延長」があります。吃音者が受けられる配慮はこのどちらかだと考えられます。

TOEFL

TOEFLは様々な国の大学などで利用されている試験です。日本でも大学入試や公務員試験などに活用されています。他の英語試験と同様に、4技能を測る内容となっています。紙ではなくコンピュータで受験するという特徴があります。そのため、スピーキングはマイクを通して録音する方法です。

吃音者が受けられる配慮は示されていませんが、発話障害がある人への配慮にスピーキングの省略があります。


今回は英語試験の面接やスピーキングを受験するときに、吃音者が受けられる配慮について書いてみました。あまり詳しい紹介ができず、すみません。

紹介した試験の中で自分が受けたのは英検だけですが、受験したときは配慮のことは知りませんでした。もし今の自分が受験するなら、診断書をもらって配慮の申請をすると思います。当時は英検が入試に使われるという話は聞かず、学校の勧めで受験する人が多かったです。そのため、「落ちても次の試験を受ければいいかな」くらいに考えていました。しかし最近では民間の英語試験が大学入試に活用されたり、都立高校入試に英語スピーキングテストが導入される予定だったりと、進路において試験が重要なものとなっています。吃音のせいで試験がうまくいかず、希望の進路に進めなくなるのではと不安に思う人もいるかもしれません。進路が決まる大事なときに、吃音者が不利にならないような仕組みが必要だと、記事を書きながら改めて感じました。

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    東京都出身。吃音歴は20年くらい。
    新卒で入った職場を早期離職し、現在は再就職に向けて準備中。
    自分の体験談や吃音に対する考え、吃音と社会についてなど、様々なことを発信していきたいと思います。

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