言葉が出ない苦しさに打ち勝つための方法 - HAPPY FOX

言葉が出ない苦しさに打ち勝つための方法

  1. 吃音の治し方・克服方法・トレーニング
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 今回は、「言葉が出ない苦しさに打ち勝つための方法」というテーマについて話していきます。

 スムーズに言葉がでないと苦しいですよね。自分に対してのイライラしてしたり、泣いてしまうこともあるかもしれませんね。

 「なんで他の人が普通にできることが自分にはできないんだ…」と落ち込んでりするかもしれません。

 他にも、「周りの人に迷惑をかけてないかな?」と考えることもありますよね。

 学生時代は私も辛い経験をしてきました。真似をされたり、からかわれたりして悲しい気持ちになりました。

 でも、今は吃音がでても、どんどん自分から話せるようになりました。

 自分の経験から考え方を変えると、心も安定してきて吃音に対する考えも変わっていきました。だから、吃音があっても、気持ちが楽になる方法を共有したいと思います。

 心を安定したら、吃音がよくなる傾向があります。まずは吃音があっても、自信をもって話せるように目指してみましょう。

吃音を認めてくれる人のつながりをつくる

 それでは、まずは1つ目から話していきます。まず、1つ目は「吃音を認めてくれる人のつながりをつくる」ということが大事です。

 吃音は心の状態でかなり影響されます。だから、吃っても安心して話を聞いてくれる人がいると、それだけ安心します。

 逆に、誰にも自分は理解されない…と思ってしまうと「失敗できない」と余計に不安になったり、緊張してしまいます。

 本当はもっと上手く話せるのに、実力を出せなくなってしまう。

 もし、今の学校や職場だと、いい人間関係がつくれていないという場合なら、学校や職場じゃない場所で自分を理解してくれる人を見つけるのはいい方法です。

 例えば、ツイッターとかインスタで同じ悩みをもった吃音の人を探すとたくさんいます。

 みんな同じような辛い経験をしてるから、自分の悩みや泣きたいくらいの弱音を吐いても、否定する人はあんまりいないと思います。

 現実の人間関係ではないけど、インターネットでの人間関係も大事です。

 一番良くないのは、誰にも弱音を言えなくて、どんどん1人で抱え込んでしまうことです。

 そんな状況が続いてしまうと、心が壊れる可能性があります。もし、どうしても辛くなったら、どんどん周りに頼ることが大事になります。

 そして、自分には理解してくれる人がいる、頼れる人がいるという環境をつくることがあなたの心を安定させます。

 だから、「吃音を認めてくれる人のつながりをつくる」をチャレンジしてみてください。

 日本吃音協会の会員になってくれている人やオンラインサロンに参加してくれている人も、話を聞いてみると「同じ悩みがある人と繋がりたかった」という人がかなり多いように思います。

 日本吃音協会のイベントに参加すると、いろんな年齢だったり、職業の人がいます。きっとあなたと似た環境の人がみつかると思います。

できたことを見つけて自信をつける

 次は、2つ目です。「できたことを見つけて自信をつける」です。話をして吃ってしまうと、失敗したことで頭がいっぱいになってしまいます。

 でも、どんなに上手く話せなかったとしても、本当は失敗ばっかりじゃないと思います。

 人はどうしても「できなかったこと」を意識してしまいます。

 できないことがができるようになる。これもすごく大事だけど、できたことをちゃんと理解しておかないと、どんどん自信がなくなっていってしまいます。

 もしかしたら「話せるのが普通」と思うかもしれないけど、そう思って上だけみると、自分に今あるものに価値を感じなくなってしまいます。

  • 言葉に詰まりながらも、発表やスピーチができた
  • 自分では、失敗したと思ったけど、聞いてた人が褒めてくれた

 これもあなたが自信をもつべき実績だから、「上手くできたこと」「小さな成功体験」を積み上げていきましょう。

できたことは「話す」ことだけじゃなくてもいいです。勉強ができるなら、テストでいい点数をとったということでもいい。スポーツをしているなら、スポーツで活躍できたことでもいい。

 自分に対して、自己肯定感を高めていくことが大事だと思います。

心の安定が結果的に吃音も緩和させる

 今回は「スムーズに言葉が出ない苦しさに打ち勝つための方法」というテーマで話をしてきたけど、どうでしたか?

 吃音がある人はどうしても完璧主義な人が多いから、

  • 弱音を吐くのはダメ
  • 完璧にできないとダメ

と思ってしまうことが多いかもしれないですね。

 吃音は心の問題の部分も多いから、その考えでいいプレッシャーをあたえることができればいいんだけど、ほとんどの人は悪いプレッシャーになっている場合が多いと思います。

 だから、自分で高い基準をつくってしまう。そして、できなかった時に落ち込んでしまう。

だから、今回話した2つの方法の

  • 吃音を認めてくれる人のつながりをつくる
  • できたことを見つけて自信をつける

をすることで、自己肯定感を強く感じることができます。

 自信をもつことができたら、いろんなチャレンジもできるし、話すことに不安や緊張をすることも少なくなるから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

なおき

3歳の頃から吃音を発症。

日本吃音協会で同じ吃音者と出会い「同じ吃音者でも様々な意見や価値観の人がいる」と知りました。

吃音悩む人が少しでも少なくなればいいと思い、記事を作成しています。

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