急などもりは病気!?原因は脳や精神にあるのか解説 - HAPPY FOX

急などもりは病気!?原因は脳や精神にあるのか解説

  1. 吃音症の知識
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どもりが突然起こることはありませんか?

この記事では、どもりの基本的な知識、急などもりが始まる理由、対処法、そして医学的な視点からどのように治療されるのかについて詳しく解説します。

どもりは、話す際に言葉が滑らかに出てこないことを指します。この現象は、思考や感情を言語化し、それを音声に変換し、口や舌などの発声器官を動かして発話するという一連のプロセスで行われますが、どもりをする人はこのプロセスの途中で何らかの障害が起こり、言語化や音声化がうまくいかないことがあります。

どもりは幼児期に一時的に起こることが多く、約5%程度の人が経験します。しかし、中には、思春期や成人期になってもどもりが続く場合や、突然どもりが始まる場合があります。このような場合は、どのような原因があるのでしょうか。また、どのように対処すれば良いのでしょうか。

どもりの基礎知識:それは何で、なぜ起こるのか

ここでは、まずどもりについて基本的な知識を把握することから始めます。

どもりとはどのような状態なのか、どうしてそうなってしまうのか、どれくらいの人がどもりを経験するのか、どんな影響があるのかなど、様々な観点から解説していきます。

どもりとは:その定義と症状の概要

どもりとは、話す際に言葉が滑らかに出てこないことを指します。

具体的には、音節や単語の繰り返し、音声や無音の延長、発話の中断や停止などがあります。これらの現象は、話者自身や聞き手にとって不自然で不快に感じられることが多く、話すことへの恐怖や回避行動を引き起こすこともあります。

どもりが発生するメカニズム:通常の話すプロセスとの違い

どもりが発生する原因は、まだ完全には解明されていませんが、一般的には脳内の言語処理システムに何らかの問題があると考えられています。

通常、話すという行為は、思考や感情を言語化し、それを音声に変換し、口や舌などの発声器官を動かして発話するという一連のプロセスで行われます。

しかし、どもりをする人は、このプロセスの途中で何らかの障害が起こり、言語化や音声化がうまくいかないことがあるとされています。その障害は、脳内の神経伝達物質の不足や過剰、脳内の言語処理領域の機能不全や非対称性、脳内外のストレスや緊張などによって引き起こされる可能性があります。

どもりの頻度と影響:社会生活への影響と共通した経験

どもりは比較的一般的な現象であり、世界中で約1%程度の人が慢性的にどもりをしています。

また、幼児期に一時的にどもりをすることは非常に多く、約5%程度の人が経験しています。そのうち約80%は自然に回復しますが、残りの20%は成人期まで持ち越されます。

どもりは社会生活に大きな影響を与えることがあります。例えば、学校や職場で発表や会話をする際に困難を感じたり、人前で話すことを避けたりすることで自己評価や自信が低下したりします。

また、他者から理解されなかったり、からかわれたりすることで孤立感や劣等感を抱いたりします。しかし、どもりは決して恥ずかしいことではありませんし、治療や訓練によって改善する可能性があります。

また、多くの人が少なからず話す際に迷ったり詰まったりすることがありますから、どもりをする人は決して特別ではありません。

急などもり:突然の発症とその対処法

ここでは、突然どもり始めた時の対処法を探ります。

どもりは、言葉を発する際に音節や単語の繰り返しや停止が起こる現象です。どもりは、幼児期に発症することが多く、多くの場合は自然に治ります。

しかし、中には、思春期や成人期になってもどもりが続く場合や、突然どもりが始まる場合があります。このような場合は、どのような原因があるのでしょうか。また、どのように対処すれば良いのでしょうか。

突然のどもりが始まる理由:ストレスや環境変化の影響

突然のどもりが始まる理由は、個人差がありますが、一般的には、ストレスや環境変化が大きな要因となっています。

例えば、仕事や学校でのプレゼンテーションや試験などで緊張するとき、家族や友人との関係に悩むとき、引っ越しや転職などで生活環境が変わるときなどです。

これらの状況では、脳や神経系に負担がかかり、言語中枢や運動中枢の働きが乱れることがあります。その結果、言葉をスムーズに発することができず、どもりが起こる可能性があります。

急などもりの対処法:こうすれば安心

急などもりに対処する方法は、以下のようなものがあります。

リラックスする

呼吸を深くして心身をリラックスさせることで、脳や神経系の働きを正常化させることができます。また、自分を責めたりせずに、自分を受け入れたり励ましたりすることも大切です。

ゆっくり話す

話す速度を落として、一つ一つの音節や単語に意識を向けることで、言葉を発する際のコントロールを高めることができます。また、話す前に話したい内容を頭で整理したり、メモを用意したりすることも効果的です。

話す機会を増やす

話すことに慣れることで、自信を持つことができます。信頼できる人と話したり、グループディスカッションや電話会話などに参加したりすることで、話す機会を増やしましょう。また、読み上げや朗読なども有効です。

専門家の助けを借りる:どのような時に医師の助けを求めるべきか

急などもりは、一時的なものであることが多く、上記の対処法で改善されることが多いです。しかし、以下のような場合は、専門家の助けを借りることをおすすめします。

長期間続く場合

急などもりが数週間以上続く場合は、医師に相談しましょう。

重度である場合

急などもりが日常生活やコミュニケーションに大きく支障をきたす場合は、医師に相談しましょう。治療法やリハビリなどを受けることができます。

心理的な苦痛がある場合

急などもりによって自己肯定感や自信が低下したり、不安や恐怖感を抱いたりする場合は、医師に相談しましょう。カウンセリングや心理療法などを受けることができます。

どもりは病気か:医学的な視点から見るどもり

ここでは、どもりが病気として認識されるのか、またどのように治療されるのかを説明します。

どもりを病気として認識する理由:医学的な視点と社会的な視点

どもりは、発達性吃音と獲得性吃音に分けられます。

発達性吃音は、幼児期に発症し、原因は遺伝的要因や発達的要因などが考えられます。獲得性吃音は、脳や神経の病気やケガ、ストレスやトラウマなどが原因で発症します。

どもりを病気として認識する理由は、医学的な視点と社会的な視点の両方があります。

医学的な視点では、どもりは脳や神経の機能に異常があることを示す可能性があります。社会的な視点では、どもりはコミュニケーションや自己表現に支障をきたし、心理的な苦痛や自信の低下を引き起こす可能性があります。

どもりの治療法:対策できる改善方法

どもりの治療法は確立されていませんが、一般的には対症療法が行われます。対症療法とは、症状を軽減するための方法です。

対症療法には、言語療法や心理療法などがあります。

言語療法では、発話スキルやリズム感を身につけることで、流暢に話せるように訓練します。心理療法では、吃音に対する否定的な考え方や感情を変えることで、吃音への恐怖感やストレスを減らします。

対症療法は個人差がありますが、一般的には1年から数年ほどで効果が現れることが多いです。しかし、完全に治るという保証はありません。

病気としてのどもり:専門家の意見と最新の研究結果

病気としてのどもりについては、専門家の間でも意見が分かれています。

一部の専門家は、どもりは脳や神経の構造や機能に問題があることを示す証拠だと考えています。他の専門家は、どもりは言語やコミュニケーションのスキルや態度に問題があることを示す証拠だと考えています。

最新の研究では、どもりの原因やメカニズムを解明するために、脳画像や遺伝子解析などの手法が用いられています。これらの手法によって、どもりと関連する脳領域や神経回路、遺伝子変異などが明らかにされつつあります。

しかし、まだ多くの不明点が残っており、今後もさらなる研究が必要です。

脳とどもり:脳科学が明らかにするどもりの原因

ここでは、脳科学的な視点からどもりとその原因について掘り下げます。

どもりは言語や音声の生成に関わる脳の部位や回路に何らかの異常があることが原因と考えられていますが、その詳細はまだ完全には解明されていません。

しかし、近年の脳イメージング技術の発展により、どもりの人とそうでない人の脳の構造や活動の違いが次第に明らかになってきました。

ここでは、その最新の研究成果を紹介しながら、どもりの脳科学的なメカニズムを解説します。

脳のどの部分がどもりと関連しているのか:脳の機能とどもり

言語や音声を生成するためには、脳のさまざまな部分が協調して働く必要があります。その中でも、特に重要な役割を果たすのが、前頭前野(ブローカ野)という部位です。

この部位は、言語や音声を計画し、実行するための指令を出す機能を持っています。また、前頭前野と密接に連携しているのが、側頭前野(ワーニッケ野)という部位です。この部位は、言語や音声を理解するための処理を行う機能を持っています。

これらの部位は、言語や音声に関する情報をやり取りするために、弓状束という神経線維でつながっています。このように、前頭前野と側頭前野は、言語や音声を生成するために不可欠な部位であり、その間を結ぶ弓状束はその回路として重要な役割を果たしています。

では、どもりとこれらの部位や回路との関係はどうなっているのでしょうか。実は、どもりの人は、そうでない人に比べて、前頭前野や側頭前野の大きさや形が異なっていることがわかっています。

特に、左半球(言語や音声に関与する半球)の前頭前野や側頭前野が小さくて非対称的であることが多いです。また、弓状束も左半球では細くて非対称的であり、右半球では太くて対称的であることが多いです。これらの違いは、どもりの人が生まれつき持っている遺伝的な特徴である可能性が高いです。つまり、どもりは言語や音声を生成するために重要な脳の部位や回路に先天的な異常があることが一つの原因であると考えられます。

脳科学的な視点から見たどもりの原因

しかし、先天的な異常だけではどもりを完全に説明できません。

なぜなら、どもりは発達段階や環境要因によっても影響されるからです。例えば、幼児期における言語発達遅滞や親子関係の不安定さ、学童期における学校生活や友人関係のストレスなどは、どもりを引き起こしたり悪化させたりする可能性があります。

また、大人になってからも、仕事や家庭などで感じるプレッシャーや不安感は、どもりを増幅させたり持続させたりする可能性があります。これらの要因は、どうやって脳に影響を与えるのでしょうか。

実は、これらの要因はすべてストレス反応を引き起こします。ストレス反応とは、身体的または精神的な負荷に対して自律神経系や内分泌系が反応してホルモンを分泌することです。ストレスホルモンは血液中を流れて脳に到達し、脳内でさまざまな作用をします。

その中でも特に重要な作用は、海馬(記憶形成に関与する部位)や扁桃体(感情処理に関与する部位)への影響です。ストレスホルモンは海馬や扁桃体の神経細胞を傷つけたり死滅させたりすることで記憶力や感情制御力を低下させます。

また、ストレスホルモンは海馬から出力される神経伝達物質(GABA)を減少させます。GABAは抑制性神経伝達物質であり、興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)とバランスを取って脳内で活動する神経細胞の数や強度を調節します。GABAが減少するとグルタミン酸が優勢になり、脳内で過剰な興奮状態が生じます。

このようにストレス反応は脳内でさまざまな変化を引き起こしますが、その中でも特に注目すべき変化は前頭前野への影響です。前頭前野はストレス反応によって活動量が低下します。これはストレス反応が優先的に扁桃体(感情処理)や視床下部(自律神経制御)等々生存本能的行動制御系統へエネルギー供給し,高次思考・判断・計画等々高次行動制御系統へエネルギー供給しなくなるからです。

精神状態とどもり:ストレスや心の状態がどもりに与える影響

ここでは、精神的な状態がどもりにどう影響するのかを探ります。

どもりは、脳の構造や機能に関係すると考えられていますが、それだけではなく、心の状態も重要な要因です。ストレスや不安、恐怖などの感情は、話すことに影響を与えることがあります。

また、どもりによって自信を失ったり、自己否定的になったりすることもあります。そこで、どもりと精神状態の関係を理解し、どう対処するかを学びましょう。

ストレスとどもり:心の状態が話すことにどう影響するのか

ストレスは、人間の生活に欠かせないものですが、過度なストレスは身体や心に悪影響を及ぼします。特に、話すことに関しては、ストレスが高まると、どもりやすくなることがあります。

ストレスは、脳の働きを変化させることで、言語や発声のコントロールに影響を与えます。また、ストレスは、話すことへの不安や恐怖を増幅させることで、どもりを悪化させることもあります。

ストレスは個人差がありますが、一般的には、期待や評価が高い場面や新しい場面や人物に遭遇する場面などで高まる傾向があります。ストレスを感じる場面では、自分の話すことに集中しすぎたり、無理に早く話そうとしたりすることで、どもりが起こりやすくなります。

精神的な状態を改善する方法:どもりを減らすための心のケア

ストレスや不安などの精神的な状態を改善するためには、心のケアが必要です。

心のケアとは、自分の感情や思考を認識し、受け入れたり整理したりすることです。心のケアをすることで、自分の話すことに対するプレッシャーやネガティブな感情を減らし、リラックスした状態で話せるようになる可能性があります。

心のケアの方法は人それぞれですが、以下のような方法があります。

呼吸法

深呼吸やリズミカルな呼吸を行うことで、身体や心を落ち着かせる効果があります。

リラクゼーション法

筋肉や全身をリラックスさせる方法です。音楽や香りなどを使って気分転換することもできます。

アファメーション法

自分に対してポジティブな言葉を言い聞かせる方法です。自信や自尊感情を高める効果があります。

カウンセリング

専門家や信頼できる人に相談する方法です。感情や思考を吐き出したり、アドバイスやサポートを受けたりすることで、精神的な負担を軽減する効果があります。

精神的なサポート:どもりに対処するための支えとリソース

どもりは一人で抱え込まずに、周囲の人々から精神的なサポートを受けることが大切です。

精神的なサポートとは、理解や共感や励ましや尊重などを示すことです。精神的なサポートを受けることで、自分の話すことに対する不安や恐怖を和らげたり、自己肯定感やコミュニケーション能力を向上させたりする効果があります。

精神的なサポートは家族や友人だけでなく、以下のような人々から受けることができます。

医師や言語聴覚士

どもりの原因や状態を診断したり治療したりする専門家です。適切なアドバイスや指導を受けることができます。

オンラインコミュニティ

インターネット上でどもりに関する情報や経験を共有したり相談したりするコミュニティです。気軽に参加したり意見交換したりすることができます。

まとめ

この記事では、どもりの原因について、脳科学的な視点と精神的な視点から解説しました。

脳科学的には、言語や音声を生成するために必要な脳の部位や回路に先天的な異常があることが一つの原因であると考えられています。

また、ストレスや不安、恐怖などの感情がどもりに影響を与えることがあります。精神的なケアやサポートを受けることで、自己肯定感やコミュニケーション能力を向上させ、どもりに対処することができます。

なおき

3歳の頃から吃音を発症。

日本吃音協会で同じ吃音者と出会い「同じ吃音者でも様々な意見や価値観の人がいる」と知りました。

吃音悩む人が少しでも少なくなればいいと思い、記事を作成しています。

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