吃音を隠し通した大学生 - HAPPY FOX

吃音を隠し通した大学生

  1. 自己実現
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すぐに友達ができた大学生

写真はイメージです。

大学では、すぐに友達ができました。そのため、吃音を隠していた大学生の僕は友達作りにはそれほど苦労しませんでした。

高校生の時のように地元の中学校や部活などを伝える必要もなく、大学生は名前と地元を言えばお互いが相手のことを知ったつもりになるのです。地元といっても、〇〇市や〇〇区と言えば大方伝わります。

入学当初は情報量が少なくても、時間が経つにつれ、緊張も和らぎ吃らずに会話したり質問したりすることができてすぐに友達もできました。必然的に仲の良い友達は一緒にいる時間が増えますし、お互いのことをより深く知り合えます。

吃音者でも友達はできますし、学校生活も楽しく過ごすこともできます。友達と海にも行けますし、バーベキューもできます。やることは非吃音者と変わりません。そんなこともあって大学生は中学、高校のときより吃音を重要視していませんでした。

しかし、吃音のことは隠し通していました。当時は気付いてないだけで、今思えば隠し通すことに一生懸命になっていたのかも知れません。

吃音を隠していたものの友達といるときは、吃音の事を忘れていて楽しい時間にだけフォーカスできていて幸せな時間を過ごしていました。友達といると吃りにくかったため、吃音のことを忘れられていたのだと思います。

言いたいことも言え吃ったらどうしようなど考えずに言葉が溢れるように出ていました。そんなこともあって大学生は中学、高校のときより吃音を重要視していませんでした。

吃音者が行うプレゼンテーション

写真はイメージです。

講義の方では、40人くらいいる法律のクラスで各自3~4名のグループを作り、それぞれのテーマに合わせてプレゼンテーションをするという内容でした。

僕が担当したテーマは、平成11年選挙無効請求事件で知られる「小選挙区比例代表並立制の合憲性」についてと憲法21条の検閲及び事前抑制による自由の侵害したとされる「北方ジャーナル事件」と国家公務員法違反被告事件で有名な「堀松訴訟」についてのこれら3つもリサーチして発表するという事でした。

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テーマは全て興味深いものだったので、リサーチは楽しくできました。

吃音者ならあるあるで分かる人が多いと思いますが、言いづらい単語や言葉を言い換えますよね。しかし、今回のプレゼンの最難関ポイント事件名や事件番号や判決などは言い換えれないということです。ここで僕はプレゼン資料に必要事項をスクリーンに映しそれに沿って話せば大丈夫だと思いプレゼン資料を作りました。

3週にわたって1週間に一つずつ発表していく形式でその時間の発表前だけ緊張していてそれ以外は全く吃音のことを考えていませんでした。

むしろ、吃ったらどうしようよりもどうみんな伝えれば分かりやすいだろうという方に集中していました。なので3週にわたって吃らず終えることができました。

吃音は意識しすぎると更に吃るのではと思います。しかし、意識してしまうのが吃音者の性です。これは吃音者にしか分かりません。

吃音のことは意識しない、気にしないように自分に言い聞かせても、発言する場面の順番になるにつれて意識は吃音に向くと思います。

最近では、吃っても言いたいことが伝わっているからそれでよし。という思考に変わりました。少しずつではありますが吃音に対しても気持ちの変化が良い方向に向かっている気がします。

吃音と就職活動

写真はイメージです。

大学生で吃音を重く見始めたのは3回生になって就職活動の時期に入った時です。周りの友達も就職活動を始めインターンや説明会などに行っていました。吃音のある僕が就職して働けるのかと不安と焦りの気持ちがあり毎日が生き地獄のようでした。

しかし、将来やりたいことが見つかりそのやりたいことに向かって半年間勉強や面接練習をして努力した結果、内定を頂くことができました。内定を頂いた時は、正直すごく嬉しかったです。

内定通知をみた瞬間、今まで背負っていた肩の重荷が一瞬で軽くなりました。決して簡単な道のりではなかったですが、吃音があっても何事も諦めず努力し続ける大切さを実感しました。

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    Yuu

    Yuu

    大阪出身。小学生のときに吃音が出始めました。大人になった今でも吃音がありますが、自分なりに向き合ってきました。主に人生で起こった吃音に関わる出来事を執筆しています。

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