私たちの活動

ACTIVITIES

私たちの活動

SCWは取り組みごとに3つのプロジェクトで
吃音を持つ方たちまたはその関係者にとって居心地のよい社会の実現のために活動しています。

PROJECTS活動プロジェクト

活動プロジェクト

PROJECT 01

SCW 人づくりプロジェクト

SCW人づくりプロジェクト

吃音当事者が、今日よりも明日に希望が持てる場づくり・人づくり

吃音を持つ人々が悩みの負のサイクルから抜け出し、自分の人生を幸せに生きられるように支援します。

  • オンラインサロン『Stutter Story’s』の運営

    オンラインサロン
    『Stutter Story’s』の運営

    スマホ一台でつながる吃音者のためのオンラインサロンには、年齢、性別、趣味嗜好を越え、多くの人が参加しています。当事者同士で交流を深めたり、支え合ったり、友達作りの場として利用することができます。

  • SCW公認メンターによるメンタリングの提供

    SCW公認メンターによる
    メンタリングの提供

    人は「自分の境遇・悩み・不安・辛さ」を理解してもらえない状況にいると、明日を生きるための希望さえ、見えなくなってしまいます。メンタリングでは、吃音に対する向き合い方を習得したメンターが悩みや不安に寄り添い、伴走します。

  • 吃音当事者が生きやすくなるセミナー・ワークショップの提供

    吃音当事者が生きやすくなる
    セミナー・ワークショップの提供

    臨床心理士・言語聴覚士、HSPカウンセラー・研修セミナー講師等との連携をとり、各種セミナー・ワークショップの企画・運営を行います。セミナー・ワークショップを通して、気づきや悩みのループから脱却するきっかけを得ることができます。

今、吃音当事者が直面している現状

コミュニケーション力が重要視される社会のなかで、吃音症を理解されず、伝えられないもどかしさに嘆き自殺する吃音者は少なくありません。
引用:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASNBG6SXTNBGIIPE011.html


プロジェクトで目指すこと
吃音当事者の自殺防止/吃音当事者のライフサポート

「吃音で孤独を感じない居場所が身近にある」「吃音で挫けないように伴走してくれる人が近くにいる」それだけで、人は明日を生きる希望を持つことができます。人づくりプロジェクトでは、そんな居場所と人をつくります。

VOICES吃音当事者の声

  • 吃音当事者の声

    物心がついたときから吃音症を患っています。これまで吃音症を治すために、吃音専門の病院の受診、整体、カイロプラテック、言語聴覚士との訓練を行なってきました。しかし、一方に吃音症は改善せず、「専門家に診てもらっているのに改善しなのか??」という不安が膨らむ一方です。 医者や専門家である言語聴覚士ですら、対処が難しい吃音症。吃音症で苦しまずに生きることはできるのでしょうか?辛くて、死にたい気持ち になります。
    (社会人10年目 Mさん)

  • 吃音当事者の声

    娘が吃音症を患っています。3歳のある時から、言葉がつまるようになって、7歳の時から音を伸ばし始めました。学校でいじめられないか心配です。娘が大きくなって、会社で働けるのか心配です。育児、家事の負担だけではなく、娘の吃音症の心配もしているためか、鬱のような症状になっています。吃音の娘を持つ私ですら負担が大きいのに、吃音をお持ちの方は、想像ができないほど苦しい経験をされています。1日も早く、吃音に理解のある社会になってほしいと心から願っています。
    (吃音の娘を持つ母 Nさん)

PROJECT 02

SCW 人づくりプロジェクト

SCW街づくりプロジェクト

吃音当事者とその関係者にとって住みやすい暖かい街をつくる

吃音の子の学習支援教室(SCW青空教室)、就学支援、吃音当事者の就活転職支援を積極的に行います。

  • SCW青空教室(学習支援プロジェクト)

    SCW青空教室
    (学習支援プロジェクト)

    「吃音症で先生に質問できない」「質問したいけど、吃ったらどうしよう」「どもりながら質問したら怒られたから、もう質問ができない」という悩みを抱えている小・中学生の吃音当事者が、「吃っても気にしなくていい」「吃っても気にせず学習に励める」学習環境・学習支援体制を構築し、障害の有無に関係なく学びと心を育む教室をつくります。

  • りばーさる(吃音当事者就活・就学支援プロジェクト)

    りばーさる
    (吃音当事者就活・就学支援プロジェクト)

    障がい者手帳の取得の支援から、企業・団体への就職の斡旋・キャリア支援まで一貫して行い、『就活支援・転職支援のその先』を見据えた事業運営を行います。就学に関しては、例えば親子セミナーや吃音の子のサマーキャンプ運営などを行い、吃音の子をもつご家族が安心して子育てができるように支援を行います。

今、吃音当事者が直面している現状

吃音が原因で学校でいじめられる、就職活動のときに人事担当者から吃音症のことを貶される。吃音の認知の乏しさが原因で辛い思いをしている吃音当事者が大勢いるのです。


プロジェクトで目指すこと
吃音当事者の社会参加・就職支援/吃音の子どもの心のケアと就学支援

吃音の子どもたち/吃音当事者の就学・学習・就職を支援する団体は存在します。しかし、支援が必要な吃音当事者の全てにその支援は届いていません。NPO法人 日本吃音協会は産学官との連携を通して、吃音当事者が住みやすい街をつくっていきます。

VOICES吃音当事者の声

  • 吃音当事者の声

    元々陽気で明るい性格だったのですが、吃音症を発症したことを境に私の人生は一変しました。「言葉が自由に出てこないのは私だけなの?」と悩み、誰にも相談できずにいました。話そうとしても言葉が出ず、次第に口数が減っていきました。両親、学校の先生、友達、周りの大人、誰にも相談できない吃音症。膨れ上がる将来への不安。生まれ変われるなら、吃音がない身体で生まれ変わりたい。心からそう思います。
    (高校3年生 Fさん)

  • 吃音当事者の声

    「し……失礼します。ほほほ、んじつはよろしくお願いします」。就職活動の面接。僕は開口一番にどもりました。クスクスと笑う、人事担当者。冷や汗が噴き出て、会場を抜け出したい気持ちでいっぱいでした。自己紹介・志望動機・自己PR・学生時代に頑張ったことなど、吃音症の症 状が原因で人事担当者からの質問にまともに答えることができず、落ち込みました。それに拍車を掛けるかのような人事担当者からの「うちで 働くのには少し、厳しいかな」という指摘。結果は不採用。次の面接が怖くて、毎日吐きそうです。
    (大学4年生 Hさん)

PROJECT 03

SCW 人づくりプロジェクト

SCW社会づくりプロジェクト

「私、吃音知っているよ」という声が溢れる社会を目指す

教育現場に合理的配慮を求める活動やメディア・SNSでの発信を通して、吃音当事者に対して理解のある社会をつくります。

  • SCW青空教室(学校教育改善プロジェクト)

    学校教育改善プロジェクト

    教育委員会や専門家との連携を通して、吃音を持つ子どもたちへの接し方や合理的配慮を求める活動を行います。

  • オウンドメディア・SNSでの情報発信

    オウンドメディア・SNSでの
    情報発信

    「吃音者にハピネスを送る」をコンセプトとした日本最大級の吃音専門メディア『HAPPY FOX』の運用や、各種SNS・インフルエンサーチームによる発信活動を通して、吃音という言葉がより身近になるような啓発活動を行なっています。

  • 120万人をつなぐグッズの製作と販売

    120万人をつなぐグッズの
    製作と販売

    吃音が身近になるようなソーシャルコンセプトのあるグッズの製作と販売を行なっています。現在は「伝えたい」「広がって欲しい」そして「理解してほしい」そんな声がカタチになったラバーバンド『スタッターリング』の販売を行っています。

今、吃音当事者が直面している現状

2016年の毎日新聞の全国調査によると、「吃音への社会的理解や支援が不十分」との回答は7割近くに達したということが明らかになりました。このように、吃音への認知・理解はいまだに不足しています。
引用:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20160817/k00/00m/040/092000c


プロジェクトで目指すこと
吃音の認知・理解の向上/偏見や差別の防止

世の中には意図的に差別や偏見を持つ人が一部いますが、多くの人々は吃音当事者を傷つけようとは思っていません。ただ吃音について知らないだけなのです。「私吃音症知っているよ」「俺も吃音症知っているよ」そんな言葉が社会に溢れると、今よりもっと、誰もが生きやすい社会になります。

VOICES吃音当事者の声

  • 吃音当事者の声

    私は本を読むのが好きなので、いつも国語の時間が楽しみでした。でもある日、音読した時にひ どく吃ってしまいました。みんな笑って、私はとても辛かったです。先生には「緊張しないで落ち着いて読んでください」と言われたけれど緊張で話せなかったわけではありませんでした。それから国語の時間が嫌いになってしまい、今では音読で自分の番が回 って来るのではないかと毎回不安です。
    (小学4年生 Aさん)

  • 吃音当事者の声

    私はみんなと楽しく話をしたいのに、吃音のせいで言葉に詰まって会話になりません。授業中は吃音が出るのが嫌でわからないところがあっても質問ができません。自分が吃音者だということを誰にも言っていないので、偽っている自分がいるみたいで毎日がとても辛いです。
    (中学2年生 Yさん)

ANNUAL ACTIVITY REPORT年次活動報告

皆様からのあたたかいご支援で出来たこと

年次活動報告

年次活動報告

POLICY RECOMMENDATION政策提言

より良い社会に向けて市民や政府への働きかけ